家づくりの知識
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断熱性が高い家、5つのメリット〜住まいの断熱性を高めて快適な暮らしを〜

年間を通じて快適に暮らせる

なぜ住まいの断熱が大切なのか

1. 年間を通して快適に暮らせる

断熱されていない家だと、夏は外の熱気が家の中に侵入して冷房の効きが悪くなったり、冬は暖かい部屋の空気が壁や窓から屋外に出ていってしまうため、快適に過ごすことができません。しっかりと断熱されている家であれば、外の空気が建物内に侵入するのを防ぐことができるため、冷暖房が効率的に作用し、室内を快適な温度に保つことができます。

また、断熱化されていない家だと外気の影響を受けてしまうので、同じ部屋の中や、他の部屋同士で温度差ができてしまいます。断熱化することで、冷暖房をかけたときに空気が部屋全体に対流し、室内の温度を均一にすることができます。

2. 冷暖房費が安くなる

断熱レベルと年間の冷暖房の比較

出典:経済産業省 ”断熱リフォームで健康で快適な暮らしを” P4
https://www.enecho.meti.go.jp/category/saving_and_new/saving/2016shoueneseisaku/pdf/007.pdf

出典:国土交通省”低炭素社会に向けた住まい方推進会議”資料

家庭で消費されるエネルギーの約4分の1は冷暖房が占めていると言われています。特に冬場は、部屋の温度を大きく上昇させる必要があるため、大量のエネルギーを消費してしまいます。断熱機能の高い家は断熱機能の低い家に比べて、年間の冷暖房費用を約3分の1以下に抑えることができます。

また、高断熱の家では冷暖房の使用時間や使用頻度が減るため、エアコンやストーブといった冷暖房機器の消耗を遅らせることができ、修理や買い替えなどの出費を抑えることができます。

3. 汚れた空気を排出して清潔な住環境を実現

2003年7月1日以降着工の新築住宅には、シックハウス症候群の防止を目的として、24時間換気システムの導入が義務付けられています。高断熱・高気密の住宅では、換気システムによる計画換気で効果的に空気の入れ替えをすることができるため、新鮮な空気の室内で快適に過ごすことができます。

また、効果的に換気ができるようになると、汚れた空気と一緒に余分な水蒸気も排出されるため、湿度の高い場所に繁殖するカビやダニの発生を抑えることができます。

4. ヒートショックや熱中症のリスクを軽減

ヒートショックの原因のイメージ

家の中には、部屋同士の移動による急激な温度変化により血圧や脈拍が大きく変動する「ヒートショック」のリスクが潜んでいます。ヒートショックは脳卒中や心筋梗塞などを引き起こす原因となり、特に持病のある方や高齢の方は注意が必要です。断熱化された家だと、室内の温度が均一に保たれているため、ヒートショックになる原因を防止することができます。

熱中症

また、屋外で発症すると思われがちな熱中症ですが、実は室内で発症するケースもとても多いです。光熱費の節約やエアコンの風を避けるために冷房をかけないでいると、家の中の温度が上昇し、熱中症にかかってしまいます。高断熱な住宅で夏の強い日差しをカットし、少しの冷房で室内を涼しく保つことで、熱中症の発生リスクを軽減することができます。

5. 家を長持ちさせる

結露

冬の朝に発生する「結露」は、放置しておくとカビが繁殖するだけでなく、家の柱や土台を腐らせる原因になってしまいます。高断熱・高気密の住まいでは、室内の温度変化が小さくなり、効果的に換気もできるため、結露が発生しにくくなります。

また、結露には表面にできる「表面結露」と壁などの内部にできる「内部結露」があります。内部結露は普段目にする機会のない場所に発生するため、拭き取るなどの対処が難しいです。そこで、断熱材と防湿気密フィルムを併用することが大切です。断熱材によって外の冷気が室内に伝わるのを遮断し、防湿気密フィルムによって室内の水蒸気が壁に浸透することを防ぐことができます。

さらに、家が長持ちすることで、将来的なリフォーム費用などを削減することが可能です。

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