日本の住宅は法定対応年数で言うと新築後22年で建物の資産としての評価は0(ゼロ)とされています。何よりも問題なのが不動産取引上でも0(ゼロ)という習慣が続いているということです。
更に長期優良住宅は最高基準で建築されているにも関わらず、定期的な点検・補修などを行いながら建物構造と躯体だけを保証していますが、建物を評価する明確な基準がなく同じように建築年数22年ということだけで評価されます。
【国土交通省によって住宅資産を残す取り組みが平成28年度より開始】
このような状況を改善するため国土交通省がその補助事業の中で【住宅の質・価値が適正に評価される仕組みづくりの補助事業】を開始しました。そこで構築されたのが【建物を適正に評価する仕組み】であり、併せて社団法人、国、日本最大手の保険会社が連携し建物価値を100年間保証する仕組みです。
【 建物構造・躯体の保証とは!?】
長期優良住宅は多くの住宅会社で60年以上の建物構造・躯体を保証していますが、全ての住宅に於いて5年毎の【維持・管理】補修などを行った上での保証です。
【 建物の価値保証が新たに構築 】
長期優良住宅は、建物の構造・躯体を長期保証するには重要でしたが、建物の価値の根拠も明確になり、更にこれまでの価値向上要因として評価されなかったリフォームなどを取り込んで新たに構築されたのが長期優良住宅価値保証システムです。※今までリフォームなど評価される仕組みがなく、築後約20年で『0』評価、資産価値が無くなっていました。そこで【長期優良住宅を基本とした】優良な住宅の取得による建物価値を適正に評価した仕組みづくりの中で、住宅業界では初めて100年後まで価値評価に基づき価格が保証されるシステムとなります。
現在、この価値保証システムが日本全国では既に開始され2000棟を超えてご利用されています。今回長崎県でも唯一、『長期優良住宅』100年保証住宅専門店としての高い基準をクリアし株式会社自由工房が開始できるようになりました。具体的に今年11月に当社が長期優良住宅を想定して建築しましたモニターハウスを基にご説明いたしましょう。
《 建物価格税込2980万円 》 以下のイメージで建物の価格が保証されます。

《 建物価値保証の建物価格 》 | 《 法定対応年数22年の建物価格 》 |
新築時 2980万円 | 新築時 2980万円 |
10年目 2220万円 | 10年目 1500万円 |
20年目 1490万円 | 20年目 270万円 |
30年目 1140万円 | 30年目 0円 |
40年目 930万円 | ― |
50年目 710万円 | ― |
60年目 560万円 | ― |
70年目 420万円 | ― |
80年目 280万円 | ― |
90年目 140万円 | ― |
100年目 0円 | ― |
保証価格はリフォームなどにて価値が上がると、それに伴って保証額も上がるのが価値保証です。