住宅は一生に一度の買い物、それ故に建物には確たる保証が100年間は必要なくらい高額になりました。
建物構造と建物の価値(価格)を100年後まで保証し価値を残せるような家づくりなど、国土交通省の補助事業の一環で(住宅の質が適正に評価される仕組みづくりの補助事業)唯一構築され、今回長崎県では令和4年11月11日より初めて公開できるようになりました。
日本では一律、築後22年で資産価値が0≪対応年数≫ゼロとする習慣が残っているなど、住宅を適正に評価する仕組みが無く、それを国土交通省が補助事業の中で、スタートさせ構築されたものが、 ≪best value home≫ です。その内容は建物を適正に評価する仕組みと、最大手損保会社との連携で建物価値を保証する仕組みを併せたものです。
その基準は・・・長期に使用するための構造の住宅で以下の通りです。
① 劣化対策 等級3
② 耐震性 等級2以上
③ 断熱性能 等級4
④ 維持管理等性能 等級3
※住宅の長寿命可に必要な基本性能を有していることが要件となります。(長期優良住宅と同等) 他に設計・施工検査等が必要ですが、条件を満たせるには基準を全うできる一般社団法人長寿命住宅普及協会会員であることが条件です。
≪管理体制について≫
建築後も長期維持管理が必要です。各重要な箇所の点検を定期的に行い建物の瑕疵を早期発見、修理箇所が広がる前に直すなど、いわゆる健康診断のように早期発見、早期治療にて手当てを施し、無駄な費用を掛けないことを目的とされています。
そして『住宅カルテ』のように記録は全て確実に残し、履歴情報の閲覧も可能にするなど可視化するようにしています。
それに基づき、建物価値算定プログラムによって建物価値算定し、価値継続年数100年が可能になります。
5年毎の維持管理・修理などで価値が維持され、リフォームなどを行った際には適正に評価され価値が上がるシステムです。
同システムの保証期間は新築後(引渡日より)10年間(以降10年毎の更新)となります。 更新料は、各10年毎に3万円です。
保証機関は当協会並びに大手損害保険会社にて、対象建物の売価が建物価値保証額を下回った場合、その差額を補填される損害保険です。