家づくりの知識
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周辺調査 ―地名や地形から地盤の性質を予測する

地名や地形から地盤の性質を予測する

地名

地名は、その地域特有の地形や土地の性質、災害などのリスクに由来するものが多いです。必ずしも正確とは限りませんが、家を建てる地盤が安定しているかどうかを判断するための大まかな目安にすることができます。
ここでは参考として、いくつか例をご紹介します。

軟弱な地盤の可能性がある地名

水に関連する地名
川/河/江/洲/浜/港/潮/池/沢/泉/岸/瀬/波/流/橋/堤/鴨 など
低地に関連する地名
窪/低/下/谷/沢/泥 など
農耕地に関連する地名
田/野/原/新開/稲 など

固い地盤の可能性がある地名

山に関連する地名
山/岳/峰 など
高地に関連する地名
台/丘/岡/高/上 など
樹木に関連する地名
森/林/根 など

地形

地形は、地球表面の起伏状態を表していて、地盤の良し悪しと密接な関係があります。
ここでは、地形ごとの地盤の特徴をいつくかご紹介します。

主な地形の種類と地盤の特徴

山地・丘陵地(平坦地)

安定地盤だが、造成地では切土や盛土によって不同沈下のリスクが高い場所がある。

台地(平坦地)

安定した地盤が多く、平坦で宅地にも利用される。

台地(斜面)

斜面地であるが、擁壁を用いて宅地に利用することが多く、埋戻した土に注意が必要。

低地

谷底平野

山地や丘陵地の谷部などに堆積してできた地盤で、軟弱なことが多い。

氾濫平野

河川で運ばれた軟弱な粘土質の土が堆積しやすい。砂などの分布や締まり具合によって地盤の良し悪しが異なる。

旧河道

稼働の変化で本流から切り離されて陸地化した場所。軟弱な地盤が多い。

後背低地

河川沿いの微高地背後の低地部分。軟弱な地盤が多い。

海岸平野・三角州

軟弱な粘土質の土が堆積しやすく、砂などの分布や締まり具合によって地盤の良し悪しが異なる。

低地微高地

自然堤防

洪水時に河道からあふれた土砂が堆積してできた微高地。砂などの締まり具合によって宅地として良好な場合もある。

砂州・砂堆

砂が海流に流されて海岸沿いにできた微高地。砂だけから形成されることが多く良好な地盤が多い。

扇状地

山中から土石流で運ばれた砂礫が蓄積した地形。安定した地盤が多い。

干拓地・埋立地

埋立に使用された土砂の種類や施工方法によって地盤の状態はかなり異なる。

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