省令準耐火構造
Fireproof Building

標準装備

火災の被害を最小限に
火災保険料も大幅に抑える

省令準耐火構造とは、勤労者財産形成促進法施行令の基準を定める省令に基づく準耐火構造であり、独立行政法人住宅金融支援機構が定める構造(仕様)に合致する建築物となります。
隣家などから火を貰わない、火災が発生しても一定時間部屋から火を出さないなど、一般の木造住宅より耐火性能が高く、安全性の高い住宅となっています。省令準耐火構造は、火災保険における構造級別区分が鉄骨造と同等の区分に該当するため、火災保険料が安くなるメリットもあります。

省令準耐火構造住宅の特長

特徴1. 外部からの延焼防止

外壁及び軒裏には耐火構造が施されており、屋根には不燃材料を使用し外部からの延焼を防止します。

特徴2. 各室防火

室内に面する天井及び壁は通常の火災の加熱に15分以上耐える
性能を有するものを使用し、各室を防火します。

特徴3. 他室への延焼遅延

ファイヤーストップ材を使用し、上階部分への延焼を遅延します。

省令準耐火構造住宅の特長

省令準耐火構造のメリット

火災保険料が木造住宅の半額以下

住宅の構造級別は、マンション構造のM構造、耐火構造のT構造、非耐火構造のH構造の3つに分けられます。一般的な木造住宅であるH構造と、省令準耐火構造のT構造では、保険料が大きく異なります。
仮に保障金額が2,500万円/5年間の場合、H構造(一般的な木造住宅)の場合は約35万円、T構造(省令準耐火住宅)の場合は17万円となり、保険料50%以下になります。

火災保険料が木造住宅の半額以下

省令準耐火構造の仕様規定

屋根
屋根

不燃材料で作るか、葺いてある必要があります。

外壁・軒裏
外壁・軒裏

鉄鋼モルタル塗りで塗厚を20mm以上とするなど防火構造である必要があります。

外壁の室内に面する部分
外壁の室内に面する部分

間柱(目地部分以外)30mm×150mm以上、間柱(目地部分)45mm×105以上。12.5mm以上のせっこうボード張り、厚さ9.5mm以上のせっこうボード2枚張り、防火構造など。

外壁以外の室内に面する部分
外壁以外の室内に面する部分

間柱(目地部分以外)30mm×150mm以上、間柱(目地部分)45mm×105以上。厚さ12mm以上の石膏ボード張り、厚さ9mm以上の石膏ボード2枚張り、厚さ7mmの石膏ラスボード張り+厚さ8mm以上のブラスター塗り、防火構造。

上階に床がない部分の天井
上階に床がない部分の天井

厚さ12mm以上の石膏ボード張り、厚さ9mm以上の石膏ボード2枚張り、厚さ9mm以上の石膏ボード+厚さ9mm以上のロックウール化粧吸音板張り。

上階に床がある部分の天井
上階に床がある部分の天井

天井の防火被覆の耐火性能を強化する場合は厚さ12mm以上の強化石膏ボード。石膏ボード2枚張りの場合は、厚さ9mm以上の石膏ボード2枚張り、厚さ9mm以上の石膏ボード+厚さ9mm以上のロックウール化粧吸音板張り。

その他

間柱、天井野縁、ファイヤーストップ、耐火被覆材貫通設備機器、界壁/界床などについてもそれぞれ規定があります。

自由工房の住宅性能